外見的イメージを決める要素が多く集まる「顔タイプ」を元に、自分に似合う時計探しを提案する記事。

時計を購入したいけど、結局自分には丸型・角型どちらの時計が似合うのだろう……? どうせならば、似合う形を選びたい! そんな悩みのひとつの解決策が、顔タイプという新しい指標を知る事だ。
人のイメージを想像する時に、真っ先に思い浮かべるのは「顔」ではないだろうか。著名な誰かを思い浮かべてみてほしい。その方に似合う服や時計を考えた時、あなたは何を基準にアイテムを選ぶだろう。
例えば、シャープでキリっとしたイメージの人にはシャープなアイテムを、ふんわりと優しいイメージの人には、やわらかさを感じるアイテムを選ぶ人が多いはずだ。
つまり、顔タイプと同じイメージのアイテムを身に着ける事で「似合う」と感じやすくなるのだ。では、あなたはどんなイメージなのか? 直線タイプと曲線タイプに分けた簡易チェックリストで診断してみよう!
ウブロスーパーコピー代引き 優良サイト直線タイプ? 曲線タイプ? チェックリストでセルフ診断してみよう
直線タイプと曲線タイプの簡易チェックリストには10個の項目がある。7~8個以上当てはまった方があなたの顔のタイプだ。早速試してみてほしい。
どちらの要素もある場合の選択肢は?
先に、簡易チェックリストではどちらの要素も同じくらい(どちらの項目にも4~6個当てはまった)という方におすすめの時計を提案しておく。それは直線曲線両方の要素を持ったトノー型や直線を含んだオーバル型ダイアルを持つ時計だ。文字盤だけでなく、ケースに直線・曲線が程よくミックスされているものを選ぶと、よりしっくりきやすい。
顔タイプでクレドールを選んでみよう!
ここでは実際に簡易チェックで明らかになった顔タイプに対して、相性の良い時計をクレドールの現行品を例に紹介していく。
直線タイプのオススメのクレドール
直線タイプにオススメのモデルはGBBF899(左)とGBBF903(右)だ。言うまでもなく、全体的に直線が多く含まれているのでキリッとシャープな佇まいに感じる。右側のみ、直線タイプにしっくりくる模様であるストライプ柄と合わせてみた。
曲線タイプにお勧めのクレドール
曲線タイプにオススメのモデルはGBAT949(左)とGBAT031(右)だ。丸型のダイアルが優しくふんわりとした雰囲気を醸し出している。右側のみ、曲線タイプにしっくりくる模様であるドット柄と合わせてみた。
どちらの要素も持っているタイプにオススメのクレドール
直線・曲線どちらの要素も同じくらいある中間タイプにはGBAT943(左)とGBBD981(右)がオススメだ。両方の要素が混ざることで直線ほどシャープではなく、程よいふんわり感が足されてエレガントな印象になっている。右側のみ、中間タイプにしっくりくる模様であるペイズリー柄と合わせてみた。
試してみよう!フェイスマッチ
簡易診断だけではよく分からない…という方に試してみてほしいのが「フェイスマッチ」だ。やり方は簡単。まずは自身の顔写真の切り抜きを準備する。次に、準備した顔の切り抜きを雑誌の時計や服の写真の隣、あるいはモデルさんの顔位置に置いてみる。顔写真の大きさは合わせてみる媒体の判型にもよるが、3cm~5cm四方くらいのサイズが使い易い。
筆者が過去のクロノス日本版でフェイスマッチを試しているところ。形だけではなく、自身の持つイメージと合うかどうかや、見せたいイメージにはどんなモデルがいいのかを客観視することができる。
これだけでも、時計を着用した際の自分と時計のマッチングが想像しやすくなる。時計の写真だけではイメージがつきづらい時や、店舗に足を運べないような時に是非活用してみてほしい。また、オフ会などで雑誌と切り抜きを持ち寄り、みんなでフェイスマッチを行ってみたら盛り上がるかもしれない。
やっぱり気になる。「似合う」アイテム探しは永遠のテーマ!?
自分自身が好きな時計、欲しい時計を買えばいい。その通りだ。だが、やはり気になるのが「似合っているか」ではないだろうか。

「似合う」を構築するさまざまな要素のひとつとして、顔タイプを指標に時計を選んでみると新しい発見があるかもしれない。
筆者プロフィール
伊藤むつよ
時計とジュエリーに特化した異色のコンサルタント。催事会場・ブティックでのコンサルティングや色彩セミナー開催に加えて、販売接客講師も務める。
時計メーカーの現役色彩監修者。J-color認定講師・カラーコンサルタント・時計修理技能士2級・顔タイプ診断1級、顔タイプ診断1級など多くの資格を保有。(株)parakeITO代表取締役。

ルイ・ヴィトンからは、ふたつのまったく新しい「タンブール」コレクションが誕生した。

ルイ・ヴィトン2025年新作①「タンブール タイコ スピン・タイム」
ルイ・ヴィトンはまったく新しいコレクション「タンブール タイコ スピン・タイム」を発表した。すべてリミテッドエディションであり、複雑機構を次世代へと推し進めるために、いちから開発された作品だ。「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」が本コレクションのために特別に開発した自社製ムーブメントで駆動することも特筆すべき点である。

タンブール タイコ スピン・タイム
ルイ・ヴィトンスーパーコピー時計 代引き独自の複雑機構の「スピン・タイム」。2009 年に「ラ・ファブリク・デュ・タン」がルイ・ヴィトンのための初のムーブメントとしてアヴァンギャルドな時刻表示を開発して以来、その立体的でダイナミックな要素はルイ・ヴィトンのハイウォッチメイキング コレクションの一部となっている。独創的なジャンピングアワー表示は、「ラ・ファブリク・デュ・タン」の創業者であるミシェル・ナバスとエンリコ・バルバシーニが空港や駅のフラップ表示から着想を得て考案した。
 “スピン・タイム”というコンセプトは、複雑ムーブメントのスペシャリストとして「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」を創設したベテランのウォッチメーカーであるミシェル・ナバスとエンリコ・バルバシーニの卓越した才能が、2007年に生み出したものだ。数十年にもわたりスイスの最も権威あるウォッチメーカーで経験を積んできたふたりは、クラシカルなハイウォッチメイキングに精通していた。しかし、ミシェル・ナバスとエンリコ・バルバシーニは、ウォッチメイキングに対する自分たちのビジョンを一層豊かなものにするために、革新と発明も目指してきたのだ。

 2009年に発表された「タンブール スピン・タイム」は時計としてのみならず、独創的な複雑機構のメーカーとしてのルイ・ヴィトンの地位を確立した。以来、“スピン・タイム”はルイ・ヴィトンの幅広い素材と複雑機構のレパートリーを象徴する多様なタイムピースシリーズへと進化を遂げてきた。

6種の新作モデルが登場
タンブール タイコ スピン・タイム
「スピン・タイム」が誕生した決定的な瞬間から16年、ルイ・ヴィトンは「タンブール タイコ スピン・タイム」を発表した。
 そんな歴史を経てきた“スピンタイム”の最新作から、6種のリミテッドエディションが同時リリースされている。それぞれが複雑機構の究極の洗練形として、いちから考案された。本コレクションは同一の“タンブール タイコ”ケースを共有する直径39.5mmと42.5mmのふたつのサイズで展開される。39.5mmモデルは控えめなソリッドケースバックを装備する一方、42.5mmモデルは自社製ムーブメントが見えるトランスパレントバックを装備している。

タンブール タイコ スピン・タイム
 初代となる「タンブール タイコ スピン・タイム」の各モデルの統一感を際立たせるため、6つのバリエーションは、すべて 18Kホワイトゴールド製のケースをまとい、控えめでありながらも力強く、一目でタンブール タイコ スピン・タイムであることが分かる、ドルフィングレーカラーのダイアルが装備された。ライトグレーのフェースを表示するアワーを示すキューブを除き、キューブはすべて、同じドルフィングレーカラーで仕上げられている。ダイアルのほとんどの要素は同じ色合いとなっているものの、それぞれのディテールはサンバーストやホークスアイなど、さまざまな技法を用いて仕上げられており、その結果、光によって変化するニュアンスに富んだマルチトーンの外観を実現した。

 巧みに使用される色と質感は、ジュエリーをちりばめたスピン・タイムモデルにおいて一層際立ち、グレーブルーのカラーパレットがホークスアイのダイアルにまで広がっている。なお、光沢感のある色と繊細な模様で高く評価されるこのグレーブルーのクオーツが、ルイ・ヴィトンのウォッチメイキングに採用されるのは初めてである。

タンブール タイコ スピン・タイム
ルイ・ヴィトン「タンブール タイコ スピン・タイム」Ref.W9WG62
自動巻き(Cal.LFT ST13.01)。35石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約45時間。 18KWGケース(直径39.5mm、厚12.15mm)。100m防水。1171万5000円(税込み)。
 複雑機構を最もピュアに表現したのが、Cal.LFT ST13.01を搭載した「タンブール タイコ スピン・タイム」の径39.5mmモデル。本作は、Cal.LFT ST13.01にジャンピングアワーのキューブを収めたダイアルを組み合わせ、複雑機構ながらすっきりとした視認性の高い表示を実現している。

タンブール タイコ スピン・タイム ダイヤモンド
ルイ・ヴィトン「タンブール タイコ スピン・タイム ダイヤモンド」Ref.W9WG52
自動巻き(Cal.LFT ST13.01)。35石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約45時間。18KWGケース(直径39.5mm、厚12.15mm)。100m防水。2343万円(税込み)。
 ホークスアイダイアルに、バゲットカットダイヤモンド12石(計0.13カラット)のインデックスをセッティングしたモデル。18Kホワイトゴールド製ケースは100m防水で、さらに完全防水の一体型ラバーストラップを装着し、スポーティーかつシックなスタイルを演出している。さらにラグとダイアルにもホークスアイのダイアルセンターにマッチする合計4.3カラットのバゲットカットダイヤモンドがセットされており、ゴージャスな雰囲気をまとっている。

タンブール タイコ スピン・タイム エアー
ルイ・ヴィトン「タンブール タイコ スピン・タイム エアー」Ref.W9WG41
自動巻き(Cal.LFT ST13.01)。35石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約45時間。18KWGケース(直径42.5mm、厚12.45mm)。50m防水。1320万円(税込み)。
 ダイアル外周をシースルーとした本作は、今回発表されたコレクションの中でも、一際特徴的な1本に仕上がっている。

タンブール タイコ スピン・タイム エアー ダイヤモンド
ルイ・ヴィトン「タンブール タイコ スピン・タイム エアー ダイヤモンド」 Ref.W9WG31
自動巻き(Cal.LFT ST13.01)。35石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約45時間。18KWGケース(直径42.5mm、厚12.45mm)。50m防水。2343万円(税込み)。
 前述したシースルーダイアルを採用したモデルを、いっそうゴージャスに仕上げたモデル。ブリリアントカットダイヤモンド118石(計0.26カラット)がセットされたホークスアイダイアルと、ブリリアントカットダイヤモンド909石(計2.92カラット)がセットされたケースを備えているのだ。

タンブール タイコ スピン・タイム アンティポード
ルイ・ヴィトン「タンブール タイコ スピン・タイム アンティポード」Ref.W9WG21
自動巻き(Cal.LFT ST12.01)。36石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約45時間。18KWGケース(直径42.5mm、厚12.45mm)。50m防水。1611万5000円(税込み)。
「タンブール タイコ スピン・タイム アンティポード」はユニークなジャンピングアワー機構と世界初のトラベルタイム複雑機構を組合せたモデルだ。従来型の針が分を指す一方、アワーはルイ・ヴィトンのレザーグッズのステッチから着想を得たイエローの矢じり型ポインターで示される。このポインターはアンティポードワールドタイム複雑機構をグラフィックに象徴する、ガルバニック仕上げの世界地図が描かれた回転ディスクに取付けられている。なお、真反対のタイムゾーンの表示が“アンティポード”というモデル名の由来である。本作は「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」で開発された。

 世界の24のタイムゾーンの時刻を昼夜表示と同時に示し、読みやすく直感的な方法で提示するのだ。

 ローカルタイムは分針とアワーを示すイエローのポインターで示され、ワールドタイムは世界地図ディスクを取囲むスピン・タイム機構の12のキューブによって表示される。各キューブに隣接するアワー数字は、それぞれのキューブに記されたふたつの都市の時間を表示する。各キューブへ2都市を記載するというこの独創的な工夫が、アンティポードを伝統的なワールドタイム機構とは異なるものにしている。特許を取得したこの複雑機構は、技術的な創意工夫により、複雑さとは裏腹にシンプルで実用的なインターフェースを通じて、複数のタイムゾーンを一目で簡単に把握可能にする。それぞれの都市の背景色は、昼夜の区別を示している。

タンブール タイコ スピン・タイム エアー フライング トゥールビヨン
ルイ・ヴィトン「タンブール タイコ スピン・タイム エアー フライング トゥールビヨン」Ref.W9WG11
自動巻き(Cal.LFT ST05.01)。40石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約45時間。18KWGケース(直径42.5mm、厚12.45mm)。50m防水。2783万円(税込み)。
 センタートゥールビヨンモデルとなる本作。ケースという限られた、さらに中心の容積内という厳しい制約下で「タンブール タイコ スピン・タイム エアー」と「エアー トゥールビヨン」の両方の機構を収める必要があった。キューブが周辺容積の大半を占めてしまうため、自動巻きのベースムーブメントとフライング トゥールビヨンの両方を中央に配置するためには、ベースムーブメントの大幅な設計変更が求められたのだ。トゥールビヨンをダイアル上に配置するために主輪列の配置を変更するだけでなく、分針もトゥールビヨンの下と周りに配置された。

複雑なケース製造を可能にする技術力
タンブール タイコ スピン・タイム

「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」のケースメーカーたちは、非常に複雑なラグを実現するという難題に立ち向かった。それぞれのラグは2つの要素から構成されていますが、両方とも人間の髪の毛の太さに等しい0.1 mmの許容差で機械加工され、完璧に組み合わせてからケースの中央にネジで固定される。
「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」が自社で培ってきたケース製造の技を披露することを目指したタンブール タイコのケースは、鏡面仕上げとサテン仕上げの表面、そして浮き彫りと窪みのある要素が織りなす複雑さを有している。現行の「タンブール」のデザインコードを守りつつ、ベゼルにはサンドブラスト加工を施した溝内にポリッシュ仕上げのレリーフ文字で「LOUIS VUITTON」と綴られ、ケースの側面にはサテン艶消し加工が施されている。

 鏡面仕上げの表面は、ダイヤモンドペーストを塗布したブナ材の研磨ホイールを用いて手作業で磨き上げられ、一方、窪みはレーザーで艶消しが施されます。この同じ技法はベゼルの凹んだ溝に艶消し加工する際にも採用され、ポリッシュ仕上げのレリーフ文字が傷付けられることはない。

画期的なムーブメントファミリー
タンブール タイコ スピン・タイム
 タンブール タイコ スピン・タイムコレクションのすべてのモデルは、本コレクションのためにいちから開発された自社製ムーブメントを装備している。構想から製造まで全面的に「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」で行われたこの新しいスピン・タイムムーブメントは、スイスのハイウォッチメイキングの伝統的な中心地であるジュネーヴでの垂直統合型ウォッチマニュファクチュールとしてのルイ・ヴィトンの地位を確かなものにしている。

 さらにこのムーブメントファミリーは、2023年発表のタンブールに搭載されているムーブメントCal.LFT023で導入された独特の外観上のスタイルを踏襲。これらのムーブメントはすべて、繰り返されるモチーフの形で様式化された“LV”で精緻に装飾されたソリッドゴールド製のローターをはじめ、Cal.LFT023で初めて確立された新しい美的コードを共有している。このローターは、マイクロサンドブラスト加工の施されたブリッジやポリッシュ仕上げのエッジ、面取りとともに、どこまでも現代的な外観をもたらす一方、この時計の全体的なデザイン言語との明確なつながりを保っている。

 ペルラージュ仕上げが施された地板は伝統的なムーブメント装飾に敬意を表し、従来型の赤い人工ルビーではなく、無色透明のダイヤモンドを使用することで、このムーブメントのアヴァンギャルドでモダンな外観を際立たせている。

タンブール タイコ スピン・タイム
これまでの世代の「スピン・タイム」は、まっすぐな縁を持つキューブを使用していたが、「タンブール タイコ スピン・タイム」は、緩やかにカーブした4つの面からなるキューブを採用し、それぞれのキューブがクッション状の形状となっている。
 新コレクションはスタイルが一新されただけでなく、オリジナルのスピン・タイムのコンセプトに改良を加え、新たに取得した特許を基に再設計されたメカニズムが搭載された。アップグレードされた複雑機構についても、作動原理はこれまでと同じだ。すなわち、ふたつのキューブが同時に回転して、前の時表示が消え、現在の時表示が姿を表すのだ。

タンブール タイコ スピン・タイム
 これを実現するため、「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」の技術者たちは、各キューブのベースに配置される、特許取得のマルタ十字歯車を考案した。内側の縁に歯を持つというユニークなマルタ十字歯車は、便利な時刻設定も可能にするシステムの一部でもある。ジャンピングアワー表示は、ムーブメントにダメージをもたらすことなく前後方向に調整可能だ。これまでは前に進める設定しかできなかったジャンピングアワー複雑機構にとって特筆すべき成果である。

「タンブール タイコ スピン・タイム」の注目すべきディテール
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ルイ・ヴィトン2025年新作②「タンブール オトマティック コンバージェンス」
 LVMH ウォッチ ウィーク2025にて、ルイ・ヴィトンはさらに特筆すべきふたつの新作モデルを打ち出した。「タンブール オトマティック コンバージェンス」である。本コレクションもまた、ジュネーブに構えるルイ・ヴィトンの複数のアトリエ──ムーブメント設計の「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」はもちろん、ケース製造の「ラ・ファブリク・デ・ボワティエ」、そして稀少な手工芸の技術が集う「ラ・ファブリク・デ・ザール」を統一する美的言語によって構想・製作されたものだ。コレクションの名称は、ルイ・ヴィトンの社内で培われた職人技の融合を指すとともに、「タンブール コンバージェンス」の独特な時刻表示も表している。

タンブール コンバージェンス
ルイ・ヴィトン「タンブール オトマティック コンバージェンス ピンクゴールド」Ref.W9PG11
自動巻き(Cal.LFT MA01.01)。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約45時間。18KPGケース(直径37mm、厚さ8mm)。30m防水。504万9000円(税込み)。
タンブール オトマティック コンバージェンス プラチナ ダイヤモンド
ルイ・ヴィトン「タンブール オトマティック コンバージェンス プラチナ ダイヤモンド」Ref.W9PT11
ダイヤモンド795個(約1.71カラット)、サフランカラーサファイア1個(約0.04カラット)をセッティングしたモデル。自動巻き(Cal.LFT MA01.01)。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約45時間。PTケース(直径37mm、厚さ8mm)。30m防水。913万円(税込み)。
時の融合
タンブール コンバージェンス
 タンブール コンバージェンスは、変曲点に向かって細くなるタンブールの優美にカーブした側面を再現している。これによってケースは手首に心地よくフィットするようになり、また内部の自動巻きムーブメントの堅牢さとは裏腹に、スリムな外観を生み出す効果がある。リデザインされたラグは、現行のタンブールコレクションとは一線を画すもので、このコレクション内における外観の多様化の新時代の幕開けを告げるとともに、調和の取れた幾何学的なプロフィールによって、人々の目を引き付けるのだ。

タンブール コンバージェンス
 ラグの上面は手作業でポリッシュ仕上げが施される一方、側面は窪みを設けた上でマイクロサンドブラスト加工が施されており、対照的な仕上げの相互効果によって視覚的な上品さを添えている。ケース側面にサテン仕上げを施すことでタンブール コンバージェンスは8mmという厚さ以上にスリムな印象になった。さまざまな手首のサイズに合わせやすく、控えめな径37mmのケースを採用している。ポリッシュ仕上げのリュウズはケースの形状を反映し、巻き上げや時刻設定のしやすさを考慮して、わずかな溝が彫られている。シースルーのケースバックからは、自社製の新しい自動巻きムーブメントCal.LFT MA01.01 が確認できる。

独創的な時刻表示
タンブール コンバージェンス
時刻を示す数字のスタイルさえも、タンブール コンバージェンスのディテールを追求する情熱を反映している。インデックスのアラビア数字は流麗で、微かにカリグラフィーの雰囲気を湛え、世紀の変わり目のクラシカルなタイムピースに捧げる現代的なオマージュとなっている。何よりも本作は、自己表現の手段と言えるだろう。
 時刻は、プレシャスなプレートに彫られたふたつの窓を通して表示され、これらの窓の形は、アニエールにあるヴィトン家の邸宅の内装のディテールを彷彿させる。アワーは上部のアーチ型の窓を時計回りに回転して通り、ミニッツは下のアーチに表示される。両方の窓の間に配置されたゴールドまたはプラチナ製のダイヤモンド形のマーカーによって、直感的に時刻の読み取りが可能だ。サファイアクリスタルに施されたメタルの縁取りから、構造的な強度を満たすのに充分でありながら下の数字を歪ませないカーブを備えたサファイアクリスタル自体の形状まで、無数の隠れたディテールが相まって、時刻表示を可能な限り読みやすくしている。

クラフツマンシップの融合
タンブール コンバージェンス

スーパーコピー時計 代引き「タンブール コンバージェンス」のふたつの新作は、どちらも独自の魅力的な外観を備えている。プラチナモデルはサテンシルバー仕上げで、転写プリントのブルーの数字を配した時分ディスクを備える。この時計の装飾的な焦点となる時刻表示を囲むプレシャスなプレートには、異なるサイズの石を用い、地金が見えなくなるほど隙間なく精緻に配置するスノーセッティングと呼ばれる技法を用いて、795個のダイヤモンドがセットされている。スノーセッティングは、さまざまなサイズの石を組み合わせ、最終的にきらめきを放つひとつのシームレスな表面を作り出すことのできる経験豊富な宝石職人によって手作業で行われている。プラチナ製の「タンブールコンバージェンス」は7種のサイズの石を使用しており、完成までには32時間もの緻密な作業を要する。/p>

専門技術の融合
タンブール コンバージェンス
 タンブール コンバージェンスのケースは、ジュネーブに構えるルイ・ヴィトンのケース製造施設を新たに統合した「ラ・ファブリク・デ・ボワティエ」のアトリエですべて製作される。直径37mmという制約内で、約45時間のパワーリザーブを持つ新しい自社製の自動巻きムーブメントCal.LFT MA01.01 が時を刻む。このムーブメントの製作は「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」にとって製作面でのマイルストーンであり、同社のウォッチメイキング部門の生産およびエンジニアリング専門技術の力強さを示している。

新型ムーブメントCal.LFT MA01.01
タンブール コンバージェンス
 このコンパクトなムーブメントは、時刻表示機能のみのムーブメントで、その信頼性は、業界標準の 4Hz(28,800振動 / 時)でテンプが振動する。高慣性の 18K ローズゴールド製ローターは、ムーブメントの香箱を効率的に巻き上げて、機構に普段使いに最適レベルのエネルギーを供給する。この現代的なクロノメーターの品質と信頼性へのこだわりは、高精度の慣性ブロック(マスロット)を備えたフリースプラングテンプなどの特徴にさらに表れている。伝統的なウォッチメイキングの味わいを高く評価する人々にとって、エレガントなアーチを描く香箱の爪などのディテールが、キャリバー LFT MA01.01 の視覚的洗練度をさらに高めている。

セイコー「アルピニスト」をこの上なく丁寧に解説!

「セイコー プロスペックス」のクラシカルスポーツウォッチシリーズ
 アルピニストは、セイコーが登山やトレッキングなどのアクティビティ向けに展開する「セイコー プロスペックス」ブランドの一翼を担うシリーズで、クラシカルな外観を保ちながら高い実用性を備えている。

 シリーズ誕生のルーツとなったのは、1959年発売の「ローレル アルピニスト」だ。当時、日本初の本格スポーツウォッチとして誕生し、過酷な環境下での精度維持と視認性確保を追求した結果、登山家や自然愛好家たちの支持を得た。

 この伝統は現行モデルにも受け継がれ、内転リングによる簡易方位計や高水準の防水性能、ステンレススティール製ケースなど、フィールドでの実用性に優れた機能とデザインを融合。さらにメカニカルやクォーツなど多彩な選択肢を用意することで、アウトドアアクティビティの初心者から熟練愛好家まで、多様なユーザー層に対応している。

1959年、初代「ローレル アルピニスト」の登場
セイコー アルピニスト
現在のアルピニストの源流となったのが、1959年に発売された「ローレル アルピニスト」である。1960年代のレジャーブームを目前に登山やスキーの人気が出始めていた頃、スポーツシーンにフィットする時計として誕生。砂やほこりの侵入を防ぐために機密性の高いスクリューバックを採用し、レザー製のウォッチパッドは汗から時計を守る役割を果たした。
 1959年に登場した「ローレル アルピニスト」は、セイコーのスポーツウォッチ開発における礎となるモデルである。

 当時、日本では登山やハイキングへの関心が高まり、時計にも高い耐久性や精度が求められた。ローレル アルピニストは、頑丈なケース、見やすい文字盤、堅実なムーブメントを備え、プロ・アマを問わず多くの登山家が信頼する装備品となった。

 その成功は、後続シリーズの方向性を定め、「アルピニスト」特有の性能重視の設計思想を確立した。

 これにより、セイコー時計コピー Nランク 代金引換を激安はアウトドアウォッチの分野で存在感を高め、現在まで続く実用的かつクラシカルなコンセプトの源流を形作ったと言えるだろう。

セイコー「アルピニスト」の魅力と特徴
「アルピニスト」の魅力はデザインや機能性にある。過酷な自然環境で発揮される耐久性と日常使いにも適応する汎用性、そしてクラシカルな佇まいの融合にある。この点について、以下でさらに掘り下げて見ていこう。

デザインに込められた機能美
セイコー アルピニスト
アルピニストのラインナップに共通しているのが登山やトレッキングで使いやすいデザイン。時刻の判読性を高める針とインデックスに加え、ケースも装着感を高めるフォルムを採用している。
 アルピニストは、視認性と堅牢性を重視した設計が大きな特徴である。たとえば、太くコントラストのはっきりした針とインデックスは、薄暗い森林や曇天下でも瞬時に時刻を読み取れるよう考慮されている。

 また、内転リングを用いた簡易方位計は、登山路での方向確認に役立つ。

 ケースフォルムは装着感を高め、また素材も耐久性を確保するべく、ステンレススティールやサファイアガラスなどを使用している。

 結果、デザインは単なる装飾ではなく、使用者が自然環境で直面する課題に応えつつも、着用することの喜びが感じられる外観を生み出している。これが、アルピニストが高く評価される理由である。

アウトドアに最適な耐久性と防水性
アルピニストは、山岳環境やアウトドアアクティビティを想定し、優れた耐久性と防水性能を備えている。いずれも20気圧の防水性能を備えているので、雨天時はもちろん、川を渡ったり、雪山に登ったりというような状況でも安心して使用可能だ。

 素材には腐食や摩耗に強いステンレススティールを採用し、ケース内部のムーブメントを衝撃や湿気から守る。

 たとえば、長時間の登山で振動や汗、温度差が生じても、時計は精度を損なわず動作を続ける。

 この堅牢性と耐候性は、アウトドアの専門家や本格的な山岳ガイドにも有用であり、また都市生活においても日常的な衝撃や水濡れ対策として価値が高い。

搭載された機械式ムーブメントの技術力
 現行のアルピニストには、セイコーが培った機械式ムーブメント技術が注ぎ込まれている。

 従来モデルに採用されているCal.6R35は約70時間のロングパワーリザーブを確保し、週末を挟んでも止まらず、実用性が高い。

 さらに近年、Cal.6R54を搭載するモデルでは、約72時間パワーリザーブとGMT機能を追加している。

 異なるタイムゾーンの把握が求められるワールドワイドな活動やビジネスにも対応可能だ。

 こうした精密なムーブメントはセイコー独自の品質管理下で生産され、高い信頼性を維持。ユーザーは長期にわたって安定した計時性能を享受できる。

「アルピニスト」の現行3モデルを紹介
 現行の「アルピニスト」シリーズは、それぞれのモデルが特定のニーズに応える設計となっている。以下では主要な3モデルを詳しく紹介する。

アウトドアシーンで輝くRef.SBDC091
セイコー アルピニスト SBDC091
セイコー プロスペックス「アルピニスト」Ref.SBDC091
自動巻き(Cal.6R35)。24石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約70時間。SSケース(直径39.5mm、厚さ13.2mm)。日常生活用強化防水(20気圧)。9万7900円(税込み)。
 Ref.SBDC091は、グリーンダイアルとゴールドカラーの針が特色で、クラシカルな雰囲気を醸し出しながら、内転リングによる簡易方位計や20気圧防水などの実用性も兼ね備えている。

 Cal.6R35搭載で約70時間のパワーリザーブを誇り、週末を挟んでも止まらない安心感がある。

 直径39.5mmのケースは手首になじみやすく、登山用ウェアからカジュアルなスタイリングまで幅広い装いにマッチ。また、野外キャンプや軽登山で簡易的な方位確認が行える点もユーザーにとって大きな利点である。

 Ref.SBDC091は、機能とデザインを両立するバランスの取れた一品だ。

機能的なRef.SBDC087
セイコー アルピニスト SBDC087
セイコー プロスペックス「アルピニスト」Ref.SBDC087
自動巻き(Cal.6R35)。24石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約70時間。SSケース(直径39.5mm、厚さ13.2mm)。日常生活用強化防水(20気圧)。10万100円(税込み)。
 Ref.SBDC087は、ブラック文字盤とステンレススティール製ケースの組み合わせがシンプルでどんなファッションにも馴染む、高い汎用性が特徴だ。

 視認性の高いインデックスと針は、曇天や木陰でも時間確認がしやすい点に加えて、内転リングによる方位計機能はハイキングや野外スポーツでの簡易ナビゲーションに有効である。

 Cal.6R35の搭載により約70時間パワーリザーブを確保し、日常の使用でも安定した動作を約束。直径39.5mmのケースサイズと20気圧防水性能も相まって、都市生活から自然散策まで多彩なシチュエーションで役立つユーティリティーモデルとして人気を博している。

特別仕様が際立つRef.SBEJ005
セイコー アルピニスト SBEJ005
セイコー プロスペックス「アルピニスト」Ref.SBEJ005
自動巻き(Cal.6R54)。24石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約72時間。SS(直径39.5mm、厚さ13.6mm)。日常生活用強化防水(20気圧)。14万9600円(税込み)。
 SBEJ005は、アルピニストシリーズの中でもプレミアム感が際立つ特別モデルである。

 深みのあるグリーンの文字盤にゴールドの針とインデックスを組み合わせ、クラシカルで洗練されたデザインを実現している。

 先端が赤い24時針やヘアライン仕上げのベゼルに配された24時間表記を特徴とし、高い視認性と判読性を持つ。Cal.6R54を搭載し、約72時間パワーリザーブとGMT機能を実装するなど実用性を強化している点も特筆だ。

 サファイアガラスや上質なレザーストラップはクラシカルな風合いと高級感を演出し、立体的な植字インデックスが文字盤に奥行きを生む。こうした細部まで配慮した仕様により、SBEJ005は精密さと格式を併せ持つ特別な一本として位置付けられている。

「アルピニスト」の歴史に見るセイコーの哲学
「アルピニスト」は、セイコーが長年培った技術力と、ユーザーのニーズに真摯に応えた姿勢の集大成とも呼べるシリーズである。

 1959年の初代モデル誕生以来、自然環境下での信頼性、視認性、耐久性が求められ、それに応える工夫が積み重ねられた。結果として、クラシカルなデザインを踏襲しつつ、機能的価値を高める独自の進化が続いてきた。

 この哲学は、アウトドア専門家だけでなく、日常生活で実用的かつ個性を表現したい人々にも響く。アルピニストは、セイコーが革新と品質を両立し続けるブランドポリシーを示す優れたタイムピースと言える。

30代にお勧めしたいタグ・ホイヤーを「カレラ」や「フォーミュラ1」から5本選ぶ

30代は、見た目だけでなく、品質やストーリーに目を向けて選ぶべきモノが増えてくる。腕時計もそのひとつだ。そこで注目したい時計ブランドが、タグ・ホイヤーである。伝統と革新を両立しながら、日常使いにもフィットする実用性を備える腕時計を製造するブランドだ。今回は、30代の今こそ手に入れたいタグ・ホイヤーの魅力的なモデルを紹介する。

30代になれば、身に着けるモノの意味が少しずつ変わってくる。見た目だけでなく、品質やそのモノが作られた背景やブランドのストーリーを意識するようになり、時計も「より良い1本持ちたい」という気持ちが芽生えるかもしれない。そんな時にお勧めしたいのが、タグ・ホイヤーである。1860年創業の老舗ながら、伝統に甘んじることなく、常にスポーツやスピードを軸に革新を続けてきたこのブランドは、30代という節目にふさわしい理由をいくつも備えている。

 まず、信頼感がある。タグ・ホイヤーは古くからクロノグラフやストップウォッチの分野で名を馳せてきた実績があり、モータースポーツとの深い関係性は今もブランドの核となっている。そのようにして培われてきた時計製造ノウハウによって、品質面に一定の安心感があり、時計としての基本的な性能やつくりに信頼がおける。ただし“伝統工芸的なウォッチメイキング”を売りにしているわけではなく、タグ・ホイヤーはあくまで機能性とスタイルのバランスを重視するブランドであるという視点は持っておきたい。

 次に挙げたいのは、そのデザインの自由度だ。「タグホイヤー スーパーコピー代引き カレラ」や「タグ・ホイヤー モナコ」といったレーシング由来のモデルは、直線的で力強く、アクティブな印象を好む人に最適だが、一方で近年ではアーカイブをもとに再構築されたクラシカルなモデルも増えており、より落ち着いた印象の1本も選べるようになっている。30代という年齢層は、ビジネスにもカジュアルにも振れる多面的なライフスタイルを持つだけに、TPOに合わせて選べるタグ・ホイヤーのラインナップは心強い。

タグホイヤーイメージカット

 さらに、スイス時計においてタグ・ホイヤーは価格以上のパフォーマンスを維持している点も見逃せない。特にエントリークラスの自動巻きモデルでは、ブランドバリューと価格のバランスに優れていて、機械式時計の第一歩として選ばれることも多い。手が届きやすい価格帯ながら、きちんとスイスメイドで、デザインにもブランドらしさがしっかりと反映されている。買ったあとに“品のある時計を持っている”という満足感が得られる点も、30代の視点からすると大きな魅力となる。

 一方で、タグ・ホイヤーはここ数年で自社製ムーブメントや複雑機構にも力を入れており、高級時計市場での存在感も確実に高まりつつある。例えばキャリバーTH20-00などの自社製ムーブメントは、パワーリザーブや構造の面でも堅実な進化を見せており、「スタイルだけではない」というメッセージが製品を通して伝えられている。プレミアムラインに目を向ければ、より本格的な機械式時計の世界も覗けるようになっている。

 タグ・ホイヤーは、人生のステージが変わり始める30代にこそフィットする。見た目に華がありながら、歴史と実用性を兼ね備え、過剰な主張をせず、手に届く価格で“ちゃんとした時計”を所有する喜びを与えてくれる。ラグジュアリーすぎず、かといってチープでもない。そのちょうどいい立ち位置こそが、今の30代が求めている時計のかたちではないだろうか。選択肢のひとつとして、タグ・ホイヤーを真剣に検討する価値は十分にある。

30代男性におすすめしたいタグ・ホイヤー5選
 タグ・ホイヤーの豊富なコレクションの中から、30代男性にお勧めしたい、実用性と個性を兼ね備えたモデルを厳選して紹介する。次の1本を探す際の参考として、ぜひチェックしてほしい。

「タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ」Ref.CBS2210.FC6534
タグホイヤーカレラクロノグラフ
タグ・ホイヤー「タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ」Ref.CBS2210.FC6534
“逆パンダ”ダイアルをもつ「2447 NSモデル」をベースに、カレラのシグネチャーデザインにひとひねりを。パンチング加工を施したカーフスキンストラップには、大人の遊び心を感じさせる。自動巻き(Cal.TH20-00)。33石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約80時間。SSケース(直径39mm)。100m防水。91万3000円(税込み)。
 落ち着きと力強さを兼ね備えたデザイン、日常使いに耐える性能、そしてタグ・ホイヤーが長年磨き続けてきたクロノグラフという専門性。「タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ」は、30代男性にこそふさわしい1本だ。それらが一体となったこのモデルは、単なる“かっこいい時計”では終わらない説得力を持っている。

 ブラックのダイアルに、対照的なシルバーのインダイアルを組み合わせた通称“逆パンダ”の配色は、視認性に優れながらもクラシックな表情をたたえており、流行に左右されにくい。ミニマルなバーインデックスとスリムな針は、モダンで洗練された印象を与え、ビジネスシーンでも悪目立ちしないスマートさがある。

 また、“ベゼルレス”スタイルとなっており、1970年代のプラスティック風防を思わせるドーム型のサファイアクリスタル風防がケースへと続く「グラスボックス」となっていることも大きな特徴である。

 本作は1960年代にわずかな数だけ限定生産された「2447 NS」をベースとしており、ヴィンテージな趣きを存分に感じられる1本なのだ。

 もっとも、機能は現代的に改められている。両方向巻き上げ式の自動巻きムーブメント、Cal.TH20-00を搭載しており、パワーリザーブは約80時間と現代的だ。頻繁に主ゼンマイを巻き上げなくても安定した駆動が続き、平日の使用にも、週末のオフにもストレスを感じさせない仕様となっている。ケースバックはシースルーで、ローターの動きやコート・ド・ジュネーブ装飾が楽しめるのも、機械式時計ならではの醍醐味だ。

 ストラップにはブラックのパンチングレザーを採用。レーシングスピリットを想起させるデザインでありながら派手すぎないため、フォーマル寄りのスタイルにも合うだろう。

「タグ・ホイヤー カレラ スポーツクロノグラフ」Ref.CBN2A1A.BA0643
タグホイヤーカレラクロノグラフ
タグ・ホイヤー「タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ」Ref.CBN2A1A.BA0643
見た目も中身も妥協のない作り込みが光る1本。オンオフ問わず活躍する機械式クロノグラフを探している30代男性にとって、今まさに選ぶべきモデルだ。本作なら、時計としての完成度と日常になじむデザイン、その両方を手に入れられる。自動巻き(Cal.TH20-00)。33石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約80時間。SSケース(直径44mm)。100m防水。93万5000円(税込み)。
「タグ・ホイヤー カレラ スポーツクロノグラフ」は、モダンかつスポーティーなデザインを特徴とする腕時計だ。いくつかのバリエーションが展開されているうち、本作はサーキュラーサテン仕上げが施されたブルーダイアルとブルーのセラミックス製ベゼルが組み合わされた、爽やかな1本となっている。また、光を受けてさまざまな表情を見せるダイアルは、一方でインダイアルにスネイル状の加工が施されることで、強い光源下でも高い判読性を獲得している。

 ケース径は44mmとやや大きめだが、全長は短く、また厚すぎないため、装着感は思いの外良い。ステンレススティール製のブレスレットは、ヘアラインとポリッシュを巧みに使い分けることで、スポーティーさの中に上質感を漂わせている。

 ムーブメントは前掲の「タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ」と同じく、Cal.TH20-00を搭載している。パワーリザーブ約80時間の実用性や、シースルーバックからのぞくムーブメントを鑑賞できるという審美性を備えているのだ。

 ブレスレットタイプであるため、夏場の汗をかきやすい時期であっても重宝するだろう。

「タグ・ホイヤー フォーミュラ 1 クロノグラフ」Ref.CBZ2082.FT8096
タグホイヤーフォーミュラ1クロノグラフ
タグ・ホイヤー「タグ・ホイヤー フォーミュラ 1 クロノグラフ」Ref.CBZ2082.FT8096
レーシングスピリットを想起させるカラーリングとデザインをもつ1本。グレード2のチタン製ケースを使用した、カジュアルながらも大人の余裕と遊び心を感じさせるタイムピースとなっている。自動巻き(Cal.16)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。Tiケース(直径44mm、厚さ14.1mm)。200m防水。70万4000円(税込み)。
「タグ・ホイヤー フォーミュラ 1 クロノグラフ」Ref.CBZ2082.FT8096は、2025年に発表された、同ブランドの最新作だ。モータースポーツの熱量を手元に宿すような1本となっており、レースの興奮をそのままデザインに落とし込んだこのモデルは、スピード感と個性を求める30代男性にこそふさわしい。特にオンとオフをしっかり切り替えたい人にとって、ビジネスでは見せられないもうひとつの顔を表現するための理想的な時計といえる。

 ブラックを基調にしながら、随所にレッドを効かせた大胆な配色は、F1の世界観を体現している。オパーリン仕上げのブラックダイアルはレーシングマシンのパーツを思わせる立体的な表情を持ち、視覚的なインパクトは抜群だ。そこに配置された3つのインダイアルは機能としてのみならず、デザインの一部としての効果も発揮している。

 ケース径は44mmと大ぶりではあるものの、チタン製であるため軽量で、ラグが短く全長が大きく取られていないことから、良好な着用感が得られる。なお、このケースはサンドブラスト加工が施されており、ツール感がたっぷりだ。ブラックのラバーストラップが軽快さとスポーティーな印象を後押しし、アウトドアやドライブなど休日のアクティビティーにもぴったりの仕上がりとなっている。

「タグ・ホイヤー アクアレーサー プロフェッショナル200 クロノグラフ」Ref.CBP1113.BA0627
タグホイヤーアクアレーサープロフェッショナル200クロノグラフ
タグ・ホイヤー「タグ・ホイヤー アクアレーサー プロフェッショナル200 クロノグラフ」Ref.CBP1113.BA0627
高い性能や堅牢性に加え、大人のゆとりを感じるエレガンスを備えるクロノグラフ。ブルーに輝くダイアルをアクセントに、汎用性と耐久性に優れたデザインを確立した、現代を旅する冒険家のためのモデルと言える。クォーツ。SSケース(直径40mm)。200m防水。39万0500円(税込み)。
「アクアレーサー プロフェッショナル200 クロノグラフ」は、タグ・ホイヤーが手掛けるダイバーズウォッチコレクションのうち、クロノグラフ機能を搭載したモデルだ。ダイバーズウォッチというと、どうしてもスポーティーになりすぎる場合がある。しかし本作は、サンレイ加工を施したエレガントなブルーダイアルを組み合わせ、さらにケース径40mmに抑えることで、オンオフ問わずにマッチするデザイン性を実現している。

 エレガンスを大事にしつつも、もちろんダイバーズウォッチらしい機能性を有している。200m防水のケースには逆回転防止ベゼルが搭載されており、また、時分針とインデックスには蓄光塗料が施されることで、暗所や水中でも視認性を確保している。

 クォーツクロノグラフを採用しているため、正確な時間計測とメンテナンスの手軽さも大きな魅力となっている。忙しい平日に秒単位の正確さを求めるビジネスパーソンにとって、煩わしさのないクォーツは実用面で大きなアドバンテージとなる。

 本作は、スマートな見た目と本格的な性能を持ち合わせた現代的なスポーツクロノグラフだ。主張しすぎず、実用性をしっかり担保したこの時計は、30代になってライフスタイルが多様化した男性にとって、あらゆるシーンで頼れる1本になるはずだ。スタイルに左右されない強さと柔軟性を兼ね備えた、まさに“使える時計”の好例である。

「タグ・ホイヤー モナコ クロノグラフ ガルフ」Ref.CBL2115.FC6494
タグホイヤーモナコクロノグラフガルフ
タグ・ホイヤー「タグ・ホイヤー モナコ クロノグラフ ガルフ」Ref.CBL2115.FC6494
時計史やモータースポーツの背景をしっかり背負った「モナコ ガルフエディション」は、年齢を重ね、自分らしい選択ができるようになった30代だからこそ、この個性を受け止められる。自分のスタイルを際立たせる1本だ。自動巻き(Cal.TH20-00)。33石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約80時間。SSケース(直径39mm、厚さ13.8mm)。100m防水。112万2000円(税込み)。
「タグ・ホイヤー モナコ クロノグラフ ガルフ」は、個性を求める30代男性にこそ選んでほしい1本だ。

 モナコといえば、1969年に登場した世界初の防水スクエアケース自動巻きクロノグラフとして知られる名作。スティーブ・マックイーンが映画『栄光のル・マン』で着用したことで一躍アイコンとなり、以来その独特なフォルムとモータースポーツとの深い関係性が、時計愛好家の心をつかんできた。そこに伝説的なオイルブランド、ガルフのカラーリングを組み合わせたのがこのRef.CBL2115.FC6494。ブルーのダイアルに走るオレンジとライトブルーのストライプは、単なる装飾ではなく、レーシングカルチャーへのリスペクトそのものだ。

 アイコニックなスクエアケースはステンレススティール製で、サイズは39mm四方。数字上はコンパクトだが、スクエアケースの個性によって、手元での存在感は抜群だ。厚すぎないため装着感も良く、カジュアルからジャケットスタイルまで幅広く対応する。

 風防にはドーム型のサファイアクリスタルを採用し、レトロな雰囲気を加えながら、耐傷性といった機能面にも配慮されている。

 ストラップにはパンチング加工を施したブルーカーフレザーが組み合わされ、ガルフカラーとの調和を取りつつ、モータースポーツの世界観をさりげなく引き出している。バックルはフォールディングタイプで操作も簡単。日常的な着脱もスムーズで、時計との距離が自然と縮まると言えるだろう。

パテック フィリップ アクアノート・トラベルタイム 5164G ホワイトゴールドで復活

パテック フィリップは、ファンに人気のアクアノート・トラベルタイムの新バージョンを発表し、Watches & Wondersの幕を切った。今回はホワイトゴールドモデルだ。文字盤はブルーグレーでありストラップもそれに合わせたものになっているので、人々が期待していたカーキグリーンではないかもしれないが、現在のカタログで最も長く愛されているパテックのリファレンスのひとつとしてはおもしろいバリエーションである。

Aquanaut Travel Time White Gold
新しい5164Gは40.8mm径×10.2mm厚のケースに、パテックフィリップコピー 代金引換優良サイト5164Rや旧モデルの5164A(残念ながら生産終了)に搭載されたのと同じ、Cal.26-330 S C FUSムーブメントを搭載している。同キャリバーはシースルーバックから見ることができる。オパラインブルーグレーにエンボス加工を施したアクアノートパターンダイヤルは、本日発表された5980Gと同じカラーだが、こちらは同じブルーの素晴らしいラバーストラップにディプロワイヤントクラスプが付属している。価格は5164Rと同様、本日の超特価である998万円(税込)となる。

我々の考え
国王は崩御した。新国王万歳。私の友人たちは、Ref.5164A(アクアノート・トラベルタイムのスティールバージョン)が私のお気に入りの時計だったことを知っている。第2時間帯を追跡するためのそのデザインは、市場で最もエレガントな解決策のひとつである。私がロレックス GMTマスター IIの熱狂的なファンであることから言っても間違いない。

Aquanaut Travel Time
パテックが最終的に何かでそのギャップを埋めるとは確信していたが、来年まで待たなければならないと思っていた。また、私は5164が5811のような扱いを受けてWGバージョンにならないことを願ってもいた。結果は、パテックがSSから脱却したことで、ブランドにとって諸刃の剣となったハイプが市場にやってきた。今週のWatches & Wondersで実物を見るのが非常に楽しみだが、スポーティな時計はスポーティなライフスタイルに合った素材のままであるべきだと思う自分もいる。ダイバーズウォッチではないが、アクアノート・トラベルタイムは究極の“カジュアルフレックス”トラベルウォッチとなった。WG製で、SSモデルよりも約2万ドル(日本円で約300万円)高い。誰が冗談を言っているのか…理屈はともかく私はこの時計のファンなのだ。

基本情報
ブランド: パテック フィリップ(Patek Philippe)
モデル名: アクアノート・トラベルタイム(Aquanaut Travel Time)
型番: 5164G

直径: 40.8mm
厚さ: 10.2mm
ケース素材: ホワイトゴールド
文字盤: オパラインブルーグレー、アクアノート柄エンボス加工
インデックス: アプライド
夜光: あり、ホワイト夜光
防水性能: 30m
ストラップ/ブレスレット: コンポジット素材のブルーグレーラバーストラップ、 WG製折り畳み式バックル(特許取得)

Aquanaut Travel Time White Gold
ムーブメント情報
キャリバー: 26-330 S C FUS
機能: 時・分・センターセコンド、2タイムゾーン(ローカルタイムとホームタイムの表示)、ローカルタイムとホームタイムのデイ/ナイト表示(開口部)、日付とローカルタイムの連動(針)、スイープセコンド
直径: 31mm
厚さ: 4.82mm
パワーリザーブ: 約35~45時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 29

価格 & 発売時期
価格: 998万円(税込)
発売時期: すぐに
限定: なし