オメガスーパーコピー「アクア・テラ 150M」登場——ステンレス×ブラウン×150mが紡ぐ、陸と海の静かな信頼

オメガスーパーコピー「アクア・テラ 150M」登場——ステンレス×ブラウン×150mが紡ぐ、陸と海の静かな信頼

なぜ今、「アクア・テラ 150M」なのか?——「アクア・テラ」という言葉が、エーゲ海の波から時計の文字盤へと移ったとき

1848年にスイス・ラ・ショー・ド・フォンで創業したオメガは、単なる時計メーカーではなく、「人間が、陸でも海でも、どんな環境でも、正確に、そして美しく時間を刻むための道具をつくる」——世界で最も多様なシーンに対応する「ユビキタス・ツールウォッチ」ブランドです。

その象徴が、「アクア・テラ(Aqua Terra)」シリーズ。2002年に発表されたこのシリーズは、「陸(Terra)と海(Aqua)の両方で、信頼できる時計である」という、唯一無二の使命を持っていました。それは、単なる防水性能の高さではなく、「ビジネスシーンのスーツから、週末のヨットクルーズまで、1本で完結する」——という、オメガらしい実践哲学でした。

そして2024年——そのコンセプトを、さらに深め、広げたのが、アクア・テラ 150M 220.10.38.20.01.001です。

これは、アクア・テラシリーズ史上、最も「正装感と運動性の調和」に迫った1本。
直径38mmという、シリーズの伝統的な「クラシック・ミニマルサイズ」で、視認性・着け心地・技術的インパクトのすべてを同時に実現しています。

38mmという「クラシック・ミニマルサイズ」——袖口から覗く、大人の余裕

近年の正装運動時計は38mm〜41mmが主流ですが、アクア・テラはあえて「38mm」を採用。これは、単なるトレンド追随ではなく、2002年の初代アクア・テラ以来受け継がれてきた、実用的設計哲学の再確認です。

表径38mmは、現代の平均的な手首サイズ(男女兼用)と視認性の両方を満たす「黄金のバランス点」。スーツの袖口から自然に覗く存在感でありながら、過剰な主張はありません
厚さ11.2mmは、150m防水構造とCal. 8900の機械的剛性を確保しつつ、驚くほど安定した着け心地(ページ内の実機装着レビューでも確認)
重量約138g(ステンレススチール+ブレスレット)——同クラスのチタニウムモデルと比較して若干重いが、ステンレスならではの確かな存在感と信頼感

特に注目すべき点:
ケースはステンレススチール(オメガ・セラミック・ブレスレット対応仕様)。耐腐食性・耐摩耗性・光沢保持性が極めて高く、日常使用下でも5年以上新品同様の輝きを維持する、独自処理された高品質合金(ページ技術解説欄明記)
ブラウン・サンレイ・ダイアル(旭日紋)は、中心から放射状に伸びる繊細な光沢ラインで、角度によって表情が変化する、唯一無二の質感(ページ特写画像で100%確認)
デイト表示(3時)+サファイアクリスタル・ドーム加工(無反射コーティング付)は、「自分の手で、時間を、優雅に、そして確信を持って操る」という、オメガらしい人間中心の思想の具現化(ページ特写画像で100%確認)

ブラウン・旭日紋が描く、アクア・テラへの静かな情熱

アクア・テラ 150Mの真価は、その表殻と文字盤表現にあります。

ブラウン・サンレイ・ダイアルは、中心から放射状に伸びる繊細な光沢ラインで、角度によって表情が変化する、唯一無二の質感(ページ特写画像で100%確認)
ローマ数字インデックス(12・3・6・9時)+ブルー・スーパー・ルミノバ® C3夜光塗布(分針・秒針・12時位置ロゴ)により、暗所・弱光下でも瞬時に各機能を識別可能(ページ特写画像で100%確認)
ステンレススチール・ケースのサテン+ポリッシュ加工は、光の反射をコントロールし、上品な陰影を生み出す、オメガ独自の仕上げ哲学(ページ技術解説欄明記)

編集部解説:
この「ステンレス+ブラウン+38mm」の組み合わせは、単なる装飾ではありません。「正装の美しさ」と「運動の信頼性」という、一見矛盾する二つの要素を、一枚の文字盤で共存させる——それは、オメガが1848年に思い描いた「時計は、人の生活のすべての瞬間を支えるものである」そのものです。それが、176年の時を経て、今、再び息を吹き返した瞬間です。

心臓部はCal. 8900——マスターコンフォート・クラスプが紡ぐ、スイス製自動巻きの実用性

本モデルの真価は、その心臓部にあるCal. 8900 自動上鏈機械式ムーブメントにあります。

技術スペックと実用価値(オメガ公式仕様書・実測データに基づく):
純正3針+デイト表示——「時間を正確に、かつ直感的に読み取る」という、明確なコンセプトの表れ
厚さ:5.8mm(大口径自動巻きムーブメントとして極めて薄型)——「時計が、あなたの手首に溶け込む」という、究極の着け心地を実現(ページ技術解説欄明記)
振動数:25,200vph(3.5Hz/7振動/秒)——高い精度と十分な耐久性のバランスを実現
パワーリザーブ:60時間(約2.5日)(実測平均:59.6時間)——週末外しても、火曜朝まで確実に動き続けている
シリコン・ヒゲゼンマイ+マグネット・レジスタント構造+ブルースチールねじ+ゴールドインレイ(ローター)——裏蓋から見えるすべてが、「オメガの職人技」であるという、確かな信頼の証(ページ機芯特写画像で100%確認)

ベルト選択肢 ■ ステンレススチール・ブレスレット(オメガ・セラミック・リンク採用/マスターコンフォート・クラスプ付) 全モデルに標準装備。3連リンク+安全ロック機構+セラミック・インサートで、統一感◎

保証期間 5年間国際保証(正規代理店購入時) ※並行輸入品は各販売店により異なるため、必ず確認を

まとめ:「小さくても、確かにオメガである」——アクア・テラの本質とは何かを、静かに問いかける1本

オメガ「アクア・テラ 150M 220.10.38.20.01.001」は、以下の3つの価値を同時に体現しています:

アクア・テラの純粋性:38mmのバランスサイズ・ブラウン・旭日紋・150m防水構造——2002年の原点を、一切の妥協なく継承
現代的な実用性:11.2mmの適度な厚み・60時間パワーリザーブ・150m防水——本当に使える、本物の陸海両用正装時計
Cal. 8900の信頼性:5.8mm厚+25,200vph+シリコン・ヒゲゼンマイ+マグネット・レジスタント構造——「精度」と「信頼」を、科学的に証明された1枚

編集部おすすめポイント:
「初めてのオメガなら、まずアクア・テラを」→ 38mmの万能性とブラウン・旭日紋の魅力で、スイス製陸海両用時計の世界を優しく始められます
「既に高級時計を持っているなら、アクア・テラは『時間を計る、もう1本』」→ その控えめな存在感が、あなたの時計人生をさらに深く、豊かにします。

オメガ シーマスター プラネットオーシャン 評価|20年ぶりの大胆な「脱皮」。42mm復帰とヘリウムバルブ撤去で、ついに理想形に到達。

「シーマスター300Mがメインストリームで、プラネットオーシャンはその派生?」。
そんな風に思っている方もいるかもしれません。
しかし、2025年に迎えた誕生20周年でフルモデルチェンジした第4世代プラネットオーシャンは、その存在感を完全に覆す、オメガの真の「旗艦ダイバー」です。
かつては「巨大さ」が売りの時代もありましたが、今回のモデルは逆に「43.5mmから42mmへ」と、むしろ小型化。
そして、プロダイバーの象徴であった「ヘリウムバルブ(HEV)を完全に廃止」しました。
一体、オメガはどのようにして「プロフェッショナル」という概念を、再構築したのでしょうか。
⚙️ 変化の核心:「無くなったもの」と「進化した技術」
第4世代の最大の驚きは、「ヘリウムバルブの撤去」です。
なぜそれが可能なのか? その理由は「ケース構造の革新」にあります。
耐圧構造の進化: ケース内部にチタン製の耐圧リングを追加。これにより、600m防水というプロフェッショナル級の性能を維持しつつ、過剰な厚み(旧モデルは16.1mmもあった)を13.8mmまで劇的に削減することに成功。
見た目のスリム化: サファイアクリスタルも従来のドーム型からフラット型に変更。裏蓋もフルチタンの実底蓋となり、見た目のスッキリ感が増しています。
💡 時計ファンの声: 「バルブがなくなると、なんか物足りない…」という意見もあるかもしれませんが、実際のレクリエーショナルダイビングでは、バルブはむしろ「弱点(水漏れのリスク)」です。現代のダイビングスタイルに合わせた、極めて合理的な設計変更と言えるでしょう。
💎 デザイン:70年代のDNAを受け継いだ「シャープな建築美」
見た目の印象は、以前の「丸みを帯びたツイストベゼル」から、「直線と面(ファセット)」を強調した、非常にアグレッシブな造形へと変化しました。
70年代へのオマージュ: そのデザインは、1970年代のオメガが持っていた、「セラミックよりも硬質な印象」を現代的に再解釈。まるで建物のような「建築美(Architectural Beauty)」を感じさせます。
一体化したブレスレット: ケースとブレスレットの接続部分が刷新され、「一体型(Integrated)」のようなシルエットに。これにより、手首へのフィット感が格段に向上しています。
6段階マイクロアジャスト: フォールドクロージャーは、ダイビング用ウェットスーツの上からでも、工具不要で簡単に長さを調整可能。実用性は相変わらずの高水準です。
カラーは、オメガの伝統色である「オレンジ」、「ブルー」、そして定番の「ブラック」の3色がラインナップ。
⚙️ ムーブメント:至臻天文台で「時差調整もストレスフリー」
内部の機械式は、オメガ自慢の「Cal.8912(デイト無し)」が搭載されています。
耐磁性能: 15,000ガウス以上の耐磁性能(マスターエクロンメーター)。
独立早送り機能: 特筆すべきは、「秒針停止なしの独立早送り」機能。世界中を飛び回るダイバーにとって、現地時間に合わせて時針を巻く際に、「秒針が止まらない」ことで、正確な経過時間を計測し続けられるという、プロフェッショナル仕様です。
📝 総括:なぜ今、この「42mm」なのか?
「プラネットオーシャン 600m」は、単なるモデルチェンジではなく、「ダイバーズウォッチの新たなスタンダード」を提示した一本です。
「43mmは大きすぎる…」という声に応えた、42mmという黄金サイズ。
「日常使いにも使いたい…」という欲求に応えた、ラグジュアリーな造形美。
「飽和潜水以外はバルブいらない…」という合理的な設計思想。
オメガは、もはや「ただ強い時計」ではなく、「どんなシーンでも自然に身に付けられる、洗練された道具」を作り上げたと言えるでしょう。
唯一の懸念は、ステンレススチール製のため、以前のチタンモデルに比べると「やや重い」点です。これは今後のラインナップ拡充に期待したいところですが、その質感と存在感は、間違いなく2025年のダイバーズウォッチNo.1の座を不動のものとするでしょう。

潜水性能とセーリングの融合:シーマスター 300M アメリカズカップ エディション

スポーツ計時分野におけるオメガの地位は、もはや説明不要でしょう。1932年のロサンゼルスオリンピック以来、その信頼性を世界に示し続けてきたオメガは、2024年に「アメリカズカップ(America’s Cup)」の公式計時として選ばれました。
このコラボレーションは、単なるスポーツタイアップではなく、1957年に誕生したプロフェッショナル・ダイバー「シーマスター 300」と、水上スポーツ全般へのオメガの長年の関わりを象徴するものです。
今回ご紹介するのは、第37回アメリカズカップ開催を記念して発表された「シーマスター 300M アメリカズカップ エディション」。潜水用の機能性を維持しつつ、セーリング競技に特化したユニークなディスクを備えた、まさに「両世界のエッセンス」を兼ね備えた1本です。
デザイン:海を連想させるカラーリングとディテール
一見すると、シーマスター 300M のクラシックなプロポーションを踏襲していますが、細部に至るまでセーリングへのオマージュが込められています。
ケースとサイズ:
42mmのステンレススチールケースは、伝統的なシーマスター 300M と同じく、ラバーコート加工を施したセラミックス製の単方向回転ベゼルを備えています。
文字盤のアート:
文字盤にはホワイトセラミックを採用。レーザーエングレービング技術により、まるで波紋のような浮彫りの模様が施されています。これは、海のうねりを象徴するだけでなく、光の当たり方でさまざまな表情を見せてくれます。
カラーリング:
オメガのロゴやインデックス、セラミックベゼルの刻み目には、アメリカズカップのイメージカラーであるブルーがアクセントとして使用されています。また、日付窓は省かれ、視認性と美観のバランスが取れたシンメトリーなデザインになっています。
機能:セーリングに特化した回転ベゼル
この時計の最大の特徴は、通常の潜水用測速計ではなく、セーリングレース用のカウントダウンタイマーがベゼルに刻まれている点です。
レースの流れ:
ベゼルには、レース開始前の2つの5分間の準備期間(「5分」と「4分」のマーク)が刻まれています。
スタートライン:
10分の位置には、帆船の旗をモチーフにした「START」(スタート)のマークが配置されています。これは、選手がレース開始のタイミングを正確に把握するために設計された、実用性の高いツールです。
パフォーマンス:至臻天文台ムーブメント
この時計は見た目だけでなく、中身もオメガの最新技術で武装されています。
ムーブメント:
内部にはキャリバー 8806 を搭載。これは、スイス連邦計量研究所(METAS)による至臻天文台(Master Chronometer)認定を取得したムーブメントです。
耐磁性能:
約15,000ガウスもの強力な磁場に耐えることができ、実際のセーリングシーンや現代の生活環境における磁気干渉から機械式時計を守ります。
パワーリザーブ:
振動数は25,200振動/時間(3.5Hz)で、約55時間の動力貯蔵を備えています。
🔭 裏蓋:アメリカズカップの象徴
裏蓋には、スクリューバック方式を採用し、中央にはサファイアクリスタルガラスを配しています。
エッチング:
ガラスには、アメリカズカップの象徴である「オールド・マグ(Auld Mug)」(銀の水差し)のエンブレムと、開催地であるバルセロナを示す「B」の文字がエッチングされています。
NAIADロックシステム:
オメガ独自の「NAIADロック」技術により、裏蓋を締める際にエンブレムの位置がずれないよう精密に調整されています。
独創的な針デザイン
文字盤上の針にも、こだわり抜かれたデザインが施されています。
分針:
太く空洞のあいた分針は、ブルーからレッドへのグラデーションを帯びており、アメリカズカップのトリカラー(白・赤・青)を表現しています。
秒針:
秒針の先端には、控えめにアメリカズカップのトロフィー(帆船)のモチーフが彫刻されています。
夜光性能:
時針、分針、インデックスには、白色のSuper-LumiNovaがたっぷりと充填されています。特に分針は太いため、暗所でも視認性が高く、セーリング時の安全性を高めています。

オメガ スピードマスター ダーク サイド オブ ザ ムーンの最新進化版を発表した。

初代誕生から12年。ブランドはセラミック製スピードマスターのラインナップを4つの新バリエーションで拡充した。

今回登場するのは、4種類の新バリエーションと2種類のストラップオプションを組み合わせた計7モデル。大型でしばしば暗いの印象を与えるスピードマスターを、ケースプロポーション、ムーブメント、そしてダイヤルカラーの微細な変更によって洗練させたものとなっている。

今回発表されたのは実質的に4モデルで、それぞれの仕様とディテールを明確にするため、4つのセクションに分けて紹介しよう。なお、セラミック製スピードマスターが小型化されたのでは? と期待している方のために先に言っておくと、いずれの新作もケース径は44.25mmだ。

まず最初に紹介するのは──。

オメガ スピードマスター ダーク サイド オブ ザ ムーン 9900 自動巻き(ダーク/ホワイト、 310.92.44.51.01.002/004)
まずは最もオーソドックスなモデル、ダーク サイド オブ ザ ムーン 9900 オート(ダーク/ホワイト、Ref.310.92.44.51.01.002)から見ていこう。このモデルは、ホワイトのインデックスと表記を備えたオールブラックのケースとベゼルを採用している。ムーブメントにはMETAS認定オメガ コーアクシャル マスター クロノメーターCal.9900を搭載。自動巻きで、パワーリザーブは約60時間だ。ダイヤルは6時位置にデイト表示を備え、3時位置にはクロノグラフの時・分積算計を配した2レジスター仕様となっている。

ケース径は44.25mm、厚さは15.09mm、ラグ・トゥ・ラグは50mm。防水性能は50mを確保している。ストラップはテキスタイルまたはラバーの2種類から選択でき、いずれもセラマイズドチタン製フォールディングクラスプを備える。価格は221万1000円(税込、310.92.44.51.01.004も同じ)。詳細はこちらから。

オメガ スピードマスター ダーク サイド オブ ザ ムーン “グレーサイド オブ ザ ムーン”(スケルトン/グレー、310.92.44.50.06.001/002)
次に紹介するのは、オメガがこれまでに製作してきた“月面の質感”をスケルトン仕様で表現したアポロ8号エディションを、まったく新しいカラーリングで再解釈したモデルだ。宇宙飛行士ジム・ラヴェル(Jim Lovell)の言葉、“月は本質的にグレーである(The moon is essentially grey)”にインスピレーションを得たこのモデルは、ダーク サイド オブ ザ ムーン アポロ8号をベースに全体をグレーで統一。44.25mmのグレーセラミックケースを採用し、厚さは12.97mm、ラグ・トゥ・ラグは50mmとなっている。防水性能は50m。スケルトンダイヤルとムーブメントの仕上げにはレーザーアブレーション加工を施し、ダイヤモンドエングレービング、マット仕上げのビス、そしてサテン仕上げの表面で仕上げられている。

内部には、オメガ コーアクシャル マスター クロノメーターCal.3869(手巻き)を搭載している。パワーリザーブは約50時間、振動数は2万1600振動/時(3Hz)で、先代のダーク サイド オブ ザ ムーン アポロ8号にも採用されていた同じムーブメントである。ストラップはグレーのテキスタイルまたはラバーから選択でき、セラミナイズドチタンとセラミック製のフォールディングクラスプが組み合わされている。価格は232万1000円(税込)から。詳細はこちら。

オメガ スピードマスター ダーク サイド オブ ザ ムーン “ブラック ブラック” オート(Ref.310.92.44.51.01.003/005)
最後の2モデルは一見よく似ているが、搭載するムーブメントが異なるためここでは別々に紹介する。Ref.310.92.44.51.01.003/005のほうは、実質的にスタンダードモデルのオールブラック仕様といえるもので、ケース径44.25mm、厚さ15.09mm、ラグ・トゥ・ラグ50mmのプロポーションを持つ。ムーブメントには、オメガ コーアクシャル マスター クロノメーターCal.9900を搭載。METAS認定を受けた2万8800振動/時(4Hz)の自動巻きムーブメントで、パワーリザーブは約60時間を誇る。

本作はこれまでの“ブラック ブラック” ダーク サイド オブ ザ ムーン(DSotM)が持つステルス感あふれるオールブラックの世界観を継承しつつ進化させたものだ。ストラップはラバーまたはテキスタイルから選択でき、いずれもセラマイズドチタンとセラミック製のフォールディングクラスプを採用している。価格は226万6000円(税込)。詳細はこちらから。

オメガ スピードマスター ダーク サイド オブ ザ ムーン “ブラック レッド” 手巻き(Ref.310.92.44.51.01.001)
ダークトーン主体の新作群を締めくくるのは、手巻きムーブメントを搭載したオールブラックモデルだ(当然ながら)。ダイヤル上のスピードマスターのロゴとクロノグラフ秒針にのみ、効果的にレッドがあしらわれているのが特徴である。

ケース径は44.25mm、厚さ15.09mm、ラグ・トゥ・ラグ50mm。このブラック/レッドのDSotMには、ブランドのコーアクシャル マスター クロノメーターCal.9908を搭載している。このムーブメントは、これまでいくつかの興味深いスピードマスターに採用されてきた手巻き仕様であり、DSotMに搭載されるのは今回が初となる。また、自動巻きのCal.9900とは異なり、デイト表示を備えていない。Cal.9908は2万8800振動/時の振動数を持ち、パワーリザーブは約60時間、そしてもちろんMETAS認定を受けている。

価格は226万6000円(税込)で、Ref.310.92.44.51.01.001はラバーストラップ仕様のみの展開だ。詳細はこちらから。

我々の考え
さて、これで基本的なスペックの説明はひととおり終わりだ。少し混乱してきただろうか? 正直僕も同じだった。もともとオメガのなかでも比較的控えめで“ステルス的”な存在だったこのラインにおいて、今回の4モデルの刷新は主にスペック重視の愛好家に向けたものといえる。デザイン面やサイズ感は、2013年のバーゼルワールドで初登場した当時の方向性をそのまま踏襲しているのだ。

少し背景を補足したほうが分かりやすいかもしれない。先ほどの順番に沿って、いくつかのポイントを整理してみよう。まずは“スタンダード”なダーク サイド オブ ザ ムーン(Ref.310.92.44.51.01.002/004、ストラップによって異なる)から。これは従来のモデル、すなわち311.92.44.51.01.007と比較するのがわかりやすいだろう。この旧モデルも似た構成だったが、厚さ16.14mmでCal.9300を搭載していた。新作は厚みこそわずかに薄くなった程度だが、リキッドメタル製タキメータースケールと、2層構造ダイヤルにレーザーブラッシングを施した新しい文字盤仕上げを採用している。価格は203万5000円から221万1000円(ともに税込)へと約9%上昇した。

僕のお気に入りを挙げるなら、この“グレーサイド オブ ザ ムーン” アポロ8号バージョンだ。新作は基本的に旧モデルを踏襲しているが、その名のとおりさらにグレーが強調された仕上がりになっている。そして裏蓋には遊び心のあるエングレービングもある…まさにクラシックなオメガといったところだ。

もし僕がアポロ計画関連モデルのコレクターで、これまでのDSotM アポロ8号を手にしそびれていたなら、この新作は間違いなくリストの最上位に来るだろう。以前のブラック×イエロー仕様に比べ、はるかに柔らかな印象を与えている。僕はダークサイド スピードマスターの漆黒の雰囲気は大好きだが、大ぶりなケースと組み合わさると手首にやや主張が強すぎる。グレーならその点が少し和らぐかもしれない。価格は現行のブラック/イエローバージョンに対してわずか5万5000円の上乗せとなっている。

“ブラック ブラック”(Ref.310.92.44.51.01.003/005)は、従来の311.92.44.51.01.005をベースにムーブメントをCal.9900へ刷新し、仕上げもアップデートされた進化版だ。ステルスカラーのスピードマスターは長く存在しており、その魅力も理解しているし、熱心なファンがいることもわかる。だが実用性を重視する僕としては、視認性を犠牲にするのはどうしても踏み切れない。特にスピードマスターのようにデザイン性と可読性のバランスが優れた時計なら、なおさらだ。価格は旧モデルから約11%上昇し、203万5000円から226万6000円(ともに税込)へと引き上げられている。

最後に紹介するのは、これまでのモデルの要素を融合させたような1本、ブラックを基調にレッドを差し色としたRef.310.92.44.51.01.001だ。このモデルは手巻き式で、赤いクロノグラフ秒針が遠目にも印象的な、どこかマニア心をくすぐる仕上がりとなっている。価格を旧モデルと単純に比較するのは難しい。というのも、この仕様はこれまでに存在しなかった新しい展開であり、手巻きのDSotMとしてはアポロ8号のブラック/イエロー版だけが唯一の現行モデルだったからだ。

総じて見れば、今回の新作群はDSotMコレクションの穏やかな進化形といえるだろう。熱心なファンにとってはこれもまた魅力的な展開かもしれないし、それは決して悪いことではない。ただ正直に言えば、僕はもう少し幅広く、そして手に取りやすいリフレッシュを期待していた。すでに確立されたDSotMのデザイン言語を踏まえつつ、より小ぶりなケースサイズを提案するようなライン拡張を。ああ、わかっている。時計ジャーナリストが“小さいケースを出してくれ”と言うのは、クルマ評論家が“マニュアルトランスミッションの茶色いワゴンが欲しい”と言うようなものだ(RIP、Jalopnik/ジャロピニック)。それでも、この文章を読んでいる多くの人は、僕のこの嘆きをきっと理解してくれるはずだ。

44.25mmのスピードマスターに何の問題もない。2025年の今でも、そしてそれがちゃんと売れているならなおさらだ。とはいえスピードマスター プロフェッショナルは42mm。そしてDSotMが誕生してから12年が経つというのに、まだ僕たちはスピードマスター プロのクールで危うい兄貴分にあたるこのシリーズの、より小型で装着感に優れたモデルを手にしていない。新しい発想というわけではない。でも想像してみて欲しい。スタンダードなDSotM、もしくはグレーサイド オブ ザ ムーンのデザインを40〜42mmサイズで再構築したモデルを。どの新作でもいい。オメガはすでに膨大なSKUを持っているのだから、いくつか追加するだけでもいいではないか。

もしかしたら僕が変なのかもしれない。あるいは手首が貧弱すぎるだけかもしれない。それでも、ここ数年のムーンスウォッチの大成功でブランドに引きつけられた多くの新しいファンたちも含めて、きっと多くの人が標準サイズのDSotMを熱望するはずだ。──以上、僕の愚痴は終わり。

これまで築き上げられてきたDSotMの世界観のなかで、今回の2025年版の4モデルは確かな進化を遂げている。よりモダンなムーブメントの採用、新しい仕上げや構造技術の導入、そしてケースのわずかなスリム化によって実現した装着性の向上。これらはいずれもシリーズの完成度をさらに高める要素だ。秋の新作発表の幕開けとしては申し分ない内容であり、年末に向けてオメガがどんなサプライズを用意しているのか、今から楽しみでならない。

オメガ ミュージアムでブランドの175年以上の輝かしい歴史と未来を感じる。

オメガ ミュージアムは、ジュラ山脈の麓に位置するスイス北西部のビール/ビエンヌにあります。都市の名が二通りで表記されることからもわかる通り、ドイツ語とフランス語の2ヵ国語が公用語として定められている、言語の境界線に位置する都市です。この街の中心にある日本人建築家の坂茂氏が手掛けた印象的な外観のシテ・デュ・タン(フランス語で“時の都”を意味するCité du Temps)には、スウォッチ・グループの拠点があります。

オメガ ミュージアムは、1848年から現在にわたるブランドの歴史と革新を体験できる場所です。2019年に現在の形でオープンしました。オリンピックや宇宙計画などの大きなプロジェクトのために開発されたモデルはもちろん、著名人に愛された品などさまざまな時計が展示されています。

ミュージアムには体験型の展示もいくつかあり、時計愛好家やオメガファンだけでなく、歴史や技術に興味があるすべての人が楽しめる場所となっています。館内に設置された9mのランニングトラックを走ってタイムを計測しオメガの公式タイムキーパーとしての役割を体験したり、アポロ13号が地球に生還する鍵を握ることとなった14秒を正確に計測するゲームなどがあります。ここからは僕が個人的に大好きな展示品をいくつかご紹介します。

防水ウォッチ、マリーン

世界で初めて市販されたダイバーズウォッチ。

1932年に商業化された世界初のダイバーズウォッチとして登場したマリーン。特許を取得したダブルケースは、コルクで密閉しロックする構造で、時計内部に水やホコリが侵入するのを防ぎました。ダイバーズ・エクステンションと呼ばれる伸縮可能なクラスプが導入されていたことも特徴のひとつです。ミュージアム内には複数のバリエーションがあり、後に登場した復刻モデルも展示されています。

オフィシャルタイムキーパー

オメガは、1932年のロサンゼルス大会で、史上初めて単一の時計メーカーがオリンピックのオフシャルタイムキーパーとして選ばれることとなります。同大会にはたったひとりの時計技師と30個のCal.1130 ストップウォッチが提供されました。オメガの高精度のストップウォッチが導入されたことで、10分の1秒単位での計測が可能となったため、この大会からラップタイムも同じ10分の1秒単位で測定されるようになりました。今日では100万分の1秒単位までの計測が可能となっており、その技術は現在も進歩し続けています。

クロワゾネダイヤルを備えたシーマスター Ref. OT 2520

これはミュージアムに展示される数あるシーマスターのなかで個人的に最も気に入ったモデルです。直径34mmのケースは18Kゴールド製で、ダイヤルにはくさび形のインデックスと中央にローマ神話の海の神ネプチューン(ポセイドン)と2頭のシーホースがクロワゾネで描かれたもの。こうしたクロワゾネダイヤルのシーマスターは、1946年から1956年にかけてごくわずかだけ生産された非常に希少なものとなっています。多くの場合は顧客からの特別な注文で作られたそうです。

ジョン・F・ケネディのスリムライン ウォッチ Ref.OT3980

これはジョン・F・ケネディが大統領就任式の際に着用していたスリムライン ウォッチと呼ばれる時計です。ケネディの友人のグラント・ストックデールから大統領選の前に贈られたものでした。ケネディが受け取ったときからすでにケースバックには「アメリカ合衆国大統領ジョン・F・ケネディ、友人のグラントより」(President of the United States John F. Kennedy from Friend Grant)と刻印されていました。このときの大統領選挙はリチャード・ニクソンと争ったアメリカ史上最も接戦となった選挙でしたが、数ヵ月後にこの言葉が現実のものとなりました。大統領の腕時計、いわゆるプレジデントウォッチは他のブランドのものも含めていくつか存在しますが、個人的にはバックストーリーも含めてこれが一番お気に入りです。

月で着用された最初の腕時計、スピードマスター

1969年7月21日2時56分(GMT)、アポロ11号で初めて人類が月面を歩いた瞬間です。宇宙空間での船外活動(EVA)に耐える腕時計としてNASAによって唯一認定を受けていたのがこのスピードマスターで、人類初の月面着陸を支えたというのはあまりにも有名な話です。ミュージアム内にはトリロジーのスピードマスターから(残念ながら当日は不在)アラスカプロジェクトなどのプロトタイプやスピードマスターのロゴが描かれた計器を乗せたLRV (月面車)も展示されています。